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琴似・川添通に『自転車走行指導帯』

 9月に琴似本通りの裏道ともいうべき川添通の両側路肩に『自転車走行指導帯』なる道路表示が出現しました。指導帯とは?その目的は?(コトニ・ネット K2)



 川添通は琴似地区の2丁目と3丁目にはさまれており、かつてこのあたりが琴似発寒川に近いため川添地区と呼ばれていて、通りの名はその名ごりだと聞いたことがあります。

 『自転車走行指導帯』と表示されたのは、川添通のJR線高架下から地下鉄が地下を通る道路までで、1条から4条の区間。両側の路肩に緑っぽい帯が表示され、ところどころに自転車の白いマークが描かれています。

 たまたま自転車走行中にチラシのようなものを受け取りました。
それによると設置の目的については

「自転車の走行ルールの啓発と、安全性と走りやすさの向上を目指すため、車道上に自転車走行指導帯を設置しました。自転車走行指導帯は、道路交通法上の自転車専用道路ではありません」

 くらいしか書かれていませんでした。

 3つのQ&Aがあり、実際に自転車に乗っている者には、これの方が重要です。

Q1 自転車はどこを走ればいいのですか?

A1 車道を走る場合は、路肩の緑色の部分を走行しましょう。子どもや高齢者、体の不自由な方や車道の走行が難しいときは、車道上を通行することができます。

Q2 路上駐車がいた場合はどこを走ればいいのですか?

A2 安全を確認し、歩道へ迂回してください。歩道上は歩行者優先です。

Q3 車道の端であればどっちに向かって走ってもいいのですか?

A3 車道の左側を自動車と同じ方向に走行しなければなりません。逆走すると自動車から気づきにくくなるとともに、自転車同士のすれ違いの際に車道にはみ出るなど、非常に危険です。


チラシにあった地図

 まあ、当たり前の交通ルールのようですが、駐停車のクルマを避けるためには、車道にはみ出るのではなく、歩道に上がれ、というところが目新しい気がします。

 このレーンを設置する工事はかなり大がかりで、目撃者によるとその際はクルマの通行にかなり支障をきたしていたそうです。

 自転車通行指導帯とは?

 それでは『自転車通行指導帯』とはなんぞや? ネットで検索すると真っ先に金沢市の例が出てきました。

 同市では片側2車線の国道のバスレーンの左端にこの『自転車通行指導帯』を「社会実験」として設置、約半年間の調査の末、正式に「実施」となったそうです。

 ユーチューブでその走行動画がレポートされていますが、片側2車線の車道といってもギリギリの幅で、歩道も人がすれ違える程度。狭い歩道から自転車を閉め出すために、走行レーンを明確にしたという意味があるようです。

 そのほか新潟市、福山市などでも同様のレーンがあるようです。

 私個人の感想としては、琴似本通りの歩道は歩行者が多い上に自転車も多く、つねに危ない状態にさらされているので、その迂回路として川添通に自転車を振り分けようという意図は分かります。

 ただ金沢の例に比べれば、川添通にこんなレーンを設置する必要があるのか、という気がします。川添通は車道が片側1車線なのに2車線並に広く、歩道も十分余裕があって、私には『自転車通行指導帯』などあってもなくてもいいように思えるです。

 カネをかけてやるならもっと自転車と歩行者とクルマが混在し危ないところでやった方がいいのではないか、と思いました。

 それに根本的な自転車の走行ルールは、昔のまま変わっておらず、自転車は軽車両でクルマと同じ扱い。法整備に結びつけるためにも時代に合った自転車の新しいルールを札幌市などが独自に策定し、教育・指導を徹底するといった、ハードよりソフトの部分をまずやるべきなのでは、とも思った次第です。